そのデータを見ると、「プレミアムボス」は甘味と酸味、苦味の3つとも、時間が経過すると急に数値が低くなる。これが「味の消え方の秘密」だそうだ。鈴木氏は「甘味がしっかりして飲みやすいが、早く味が消えるため後味がスッキリしている」と分析した。 また「泡立つプレミアム」の後味について鈴木氏は、「甘味も苦味も高く、微少ながら旨味もある缶コーヒーなので濃厚に感じる。後味が残るときに甘味も苦味も同時に残るため、“深みがある”という印象を受ける味」と話す。解説を聞いてから再び飲み直すと、確かに納得する。後味がコーヒーを“飲んだ気”にさせてくれた。 「別格 希少珈琲」について鈴木氏は、「苦味が特徴で甘味は控えめなコーヒー。後味も苦味が最後まで残り余韻があるように感じる。ビターテイストな印象を受ける人が多いと考えられる」とコメント。試飲すると他の2つのコーヒーよりも苦さが強く、味のバランスが異なっているのがはっきりわかった。