無菌充填を缶で実現しているのは、現
在のところ大和製罐のシステムだけ。缶
コーヒーなどの充填・殺菌プロセスとし
ては、飲料を缶に充填・密封して、缶ごと
20~30分加熱殺菌するレトルト殺菌
が一般的だ。
「缶無菌充填システム」は、飲料をわ
ずか30秒程度で超高温殺菌したうえ
で、殺菌した容器に充填するので、20~
30分加熱するレトルト殺菌に比べ、味の
劣化が起こりにくい利点を持つ。特にレ
トルト殺菌では色調や風味の変化が激
しかった牛乳においては、際立って変化
が見られるという。これらの工夫により、
よりすぐれた商品を消費者に届けられる
というわけだ。
この「缶無菌充填システム」の特性を
活用すれば、ミルクコーヒーやブラック
コーヒーなど、牛乳の色合いや美味し
さ、コーヒーの風味をアピールできる。ま
た熱や光、酸素などによる有効成分の減
少を最小限に抑えることから、ビタミン
超高温・短時間殺菌で
できたての味を保持
お問い合わせ先
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103-0027
東京都中央区日本橋
2-1-10
柳屋ビル
5
階
http://www.daiwa-can.co.jp/
大和製罐株式会社
飲料などの機能性ドリンクにも適してい
るといえるだろう。
環境への配慮と、美味しさへのこだわ
り。ふたつの課題を高いレベルでクリア
した大和製罐の技術は、日本の缶飲料
シーンをさらに豊かなものにしてくれる
に違いない
via 09.pdf.